2017年5月「改正資金決済法」施行により、様々なサービスへ本格普及がすすみだしたビットコイン。お金(日本円)は日本銀行が発行してるけど、ビットコイン(bitcoin)はいったい誰が発行しているの?どこで発行しているの?と疑問をもっている方も多いはず。
そこで、ビットコインの発行元について簡単に説明したいと思います。
目次
日本銀行が発行(管理)するのが日本円
日本ではみなさんが使っている、千円札や一万円札などは日本銀行が発行しています。十円玉などのコインは補助硬貨という位置づけで政府が発行しています。
簡単(広い意味)にいうと国が発行しているんですね。
日本銀行が発行して、政府や民間銀行を経て、生活するにあたり私たちが使い、納税や返済をしてそれが政府や銀行に戻り、そこから日本銀行に回収されるサイクルになっています。
また、円は日本銀行(日本)という信用の上で成り立っています。
みんなで発行(管理)するのがビットコイン
ビットコインは国や銀行ではなく、ビットコインを発行するプログラムに沿って一人ひとりが発行(発掘)しています。国家や企業が管理しない、ユーザー間の相互信用の上で成り立っている通貨となります。
国や企業が管理しない代わりに、世界中のみんなのコンピューターのネットワーク(P2P)を利用して通貨を管理する仕組みとなっております。
マイニング(発掘)によって発行されるビットコイン
ビットコインはマイニング(発掘)によって約10分間に12.5ビットコインずつ発行されています。発行量は4年に一度半分になる仕組みになっています。
次の半減期は2020年7月です。マイニング(発掘)については話が長くなっちゃうので、下のページでどうぞ。
発行総量が2,100万ビットコインと決まっている
「インフレ(お金の価値が下がる事)を起こさない通貨」にする為に発行総量が2,100万ビットコインとルールで決まっています。
つまり、どこかの国のように国家権限の金融緩和施策でどんどん通貨を発行する事によって、インフレになるような事はありません。
また、どの国も政府が通貨を発行しているので、景気対策で突然お金を大量に刷ることなどがありますが、ビットコインではそれはできません。流通するお金の量が増えると原則的にお金の価値は下がってしまいます。
マイニング(発掘)によって2140年までに2,100万ビットコインに達する事が予想されており、それ以降は新規に発行される事はありません。
2018年1月09日現在のビットコイン発行総量は16,790,500bitcoinです。
最新のビットコイン総量を確認したい方はこちらでどうぞ。
まとめ
ポイントは
- 発行をコントロールする政府や機関、企業が存在しない点
- 発行(マイニング/発掘)は世界中みんなのコンピューターで行っている点
- 発行総量が2,100万ビットコインと決まっている点
となります。
ビットコインの発行量が決められているという事は、ある意味どの通貨よりも価値が守られていると捉えてもよさそうですね。
このあたりが理由となり、ビットコインの価格が日々あがりつづけています。
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