2017年5月「改正資金決済法」施行により様々なサービスへ本格普及しはじめたビットコイン。ビットコインの歴史はまだ浅いですが、そもそも、どうやってビットコインは生まれてきたのでしょうか?ビットコインの歴史と成り立ちと誕生について簡単に説明したいとおもいます。
ビットコインを考案したのは誰?
ビットコインの考案者の元を辿っていくと、2008年10月に行きつきます。
2008年10月に「暗号化メーリングリスト」という、暗号学を学んでる方々のメーリングリストにて「P2P電子マネーシステム」という設計図(アイデア)が投稿されたのがビットコインの始まりでした。
暗号技術を活用し、中央集権型ではない情報分散型で安全性を保つ金融取引というアイデアに基づき、ビットコインの発案がされたと考えられております。
その送信者のハンドルネームが中本哲史(ナカモトサトシ)さんという方でした。
この漢字は第三者による当て字です。
ナカモトサトシは2008年のリーマンショックへのアメリカ中央銀行の対応を批判し、現在の貨幣システムへ疑問を持つようになり、それがビットコイン発明の動機ではないか?と言われています。
そして、ナカモトサトシは2010年頃には暗号学を学んでいる方々のメーリングリストから完全に姿を消してしまいました。
このナカモトサトシは誰なのか?今でもビットコインユーザーの間ではホットな話題なんです。日本人の名前なのですが、本人に日本人なのか、性別も不明なのです。
2016年5月にあるオーストリア人が自分がビットコインの発案者である事を認めたという報道がありましたが、実際の実名はいまだに不明のままです。
アメリカ学者間では「ビットコインの発案者はアイザック・ニュートンに比する人物だ」と称えられています。
ナカモトサトシが2008年10月に投稿した論文はインターネット上で誰もが読めるようになっています。
論文の原文はこちらからご覧ください。(英語です)
Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System
ビットコインの歴史
ナカモトサトシの論文を読んだ一部のエンジニアが、一般常識を覆す「国の監視下にない通貨」という彼の斬新なアイデアに衝撃を受け、賛同しました。
このエンジニア達の努力により、論文投稿から三か月後の、2009年1月にアイデアに基づいたソフトウェアが生み出され、最初の取引が行われました。
それから約1年後の2010年2月に、ビットコイン両替ができる取引所が誕生し、同年5月にはじめて実社会でビットコイン決済が行われました。
そうして今、ビットコインが広く使われるような技術的な環境、インフラが整い、普及し続けています。
ビットコインの取引のはじまり
2010年5月22日アメリカで初めてビットコインが決済に利用されました。
フロリダ在住の「Laszlo」という名前のプログラマーが宅配ピザ2枚を買う為に「1万枚のビットコインとピザを交換してくれる人はいませんか?」とインターネットの掲示板で呼びかけました。
結果、交換してくれる人が見つかり、ビットコイン1万枚と引き換えに25ドル相当のピザを2枚受け取りました。
「Laszlo」の買い物は当時の日本円にして4、5千円程度のものでしたが、今となっては1万枚のビットコインが200億円以上もの資産価値を持つまでになってます。
ピザと引き換えに1万ビットコインを手に入れた人は強運の持ち主ですね。
ビットコインのこれから(まとめ)
ビットコインの発案者が不明という点においてはなにか釈然としないところもありますが、1990年代のインターネットが登場した際、多くの人が「何それ?」「怪しい」「誰がつかうの?」などと言っていました。
しかし、今はもう誰もが当たり前のようにインターネットを使い、生活において必要不可欠なものとなっています。
今、この記事をご覧になられてる方もインターネットを利用されているはずです。実はインターネットも発案者が誰かはっきりわかっていないのです。そんな事もう特に気にもならないですよね?
ビットコインが将来どうなっていくかについて、様々意見がありますが、人々に従来の通貨に代わる支払いの仕組み(支払方法)を維持したいというニーズがある限りなくなる事はないでしょう。
ビットコインを購入するにあたって初心者にオススメの取引所はザイフ(zaif)です。
本当に為になります。
わからない情報ばかりでありがとうございます。