暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(bitcoin)が、いよいよ日本でも本格的に普及する見通しになってきました。TVやニュースでビットコインは有望な将来性がある投資先だなどと取り上げられますが、いったいどのような経緯でこのような状況になったのでしょうか。
そこで、ビットコインが注目される投資先になった経緯ついて簡単にまとめてみました。
見通しが立たない日本経済の未来
かつては、経済大国として不動の地位を築いていた日本ですが、今となってはもうみる影もありません。少子高齢化がだんだんと進み、国力が低下していくのは目に見えています。
2012年に政府により実施された量的金融緩和政策(お金を沢山刷って増やす)により、市場に出回る円は増えましたが、その分価値が下がりました。これによって為替市場では「円安」がすすみました。
このように、銀行貯金で「円」をもっていても、日本にこの先、経済成長が見込めない限り、円の価値があがる事は見込めない状況となりました。
このような背景で、「自分の資産は自分で守ろう、もう国に頼ってられない」という人々が増えてきました。
銀行貯蓄は安全という神話が崩壊
日本では物心ついたころから、お金は銀行に預けるものとして教育を受け、誰一人それに疑いを持たずに大人になります。そして、社会人になり、働き出してお給料を銀行に預けて貯蓄します。
現在の金融市場において、必ずしもお金を銀行に預けて貯蓄することが安全とは言い切れなくなりました。預けていても、スズメの涙ほどの利子しかつきません。
ATMなどで手数料が取られると一瞬にして利子は消えてしまいます。下手をすると減ってしまいます。
また、少子高齢化で年金制度はすでに破綻しているといわれています。つまり、「老後は年金で生活できる」などと悠長な事がいっていられなくなりました。
きっと、今の若い世代の日本人の多くは自分自身で老後の資金を確保しなければならなくなるのです。
このような中、個人の資産(将来)を守る為に、資産運用の必要性が高まっていき、そこで登場してきたのがビットコインでした。
まとめ
①少子高齢化が進むこれからの日本の経済成長にあまり期待できない。つまり世界全体の中での「円」の貨幣価値は下がる(円安進む)可能性が高くなった。つまり、日本円を貯蓄しているとお金が価値が目減りしていくような状況なんですね。
②これに加えて、老後の年金制度などがこの先破綻すると予測されるので、老後の資金は自分自身で準備する必要がでてきた。
そもそもビットコイン自体のアイデアが斬新で注目されているという大前提があるのですが、これら①、②の背景が後押しして、ビットコインに注目が更にあつまった。ともいえそうですね。
ビットコインを購入するにあたって初心者にオススメの取引所はzaif(ザイフ)です。
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